Microsoft Graph PowerShellを利用してユーザーへOffice365ライセンスを付与する

Office365を管理しているとユーザーの作成・削除は日々行うものであり、従業員の出入りの多い企業においては自動化の仕組みを作っていることもあるかと思います。

ライセンスの付与の自動化については主にPowerShellからAzure ADへ接続し、 Set-MsolUserLicense や Set-AzureADUserLicense コマンドを実行する例がよく取り上げられています。

先日MicrosoftのTech Communityに既存のライセンス管理手法の廃止と新しいGraph APIベースでのライセンス管理手法が発表されました
既存のライセンス管理手法は2022/6/30で廃止するとの記載があるため、それまでにスクリプトなどの入れ替えを行う必要があります。

Microsoft Graph APIを用いた新しいライセンス管理手法でのライセンスの付与・削除方法を確認しましたので記載します。

※2021/08/30追記
テナントに登録されているライセンス一覧とサービス情報の取得について追記

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Microsoft Bookings を利用してワクチン接種予約サイトを作成する

日本においても新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、指定医療機関だけでなく職場・学校でのワクチン接種を行う職域接種が始められることになりました。

厚労省が掲載している職域接種の手引きによると、職域接種を行う企業においての予約管理の手法については各企業に任せられるとのことですので、企業側で予約のシステムを準備する必要があります。

ワクチンの予約をMicrosoft Bookingsを活用して管理を行い、スムーズな接種ができるようなデモ環境を作成したので記載します。

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Exchange Onlineでの検疫メールの確認と配信

Exchange Onlineで送受信されるメールはExchange Online Protectionでマルウェアやフィッシングの判定が行われ、疑わしいメールは検疫されてユーザーあてに届かないよう滞留されます。

検疫にかかったメールの確認方法、および配信方法について説明します。

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Microsoft Teamsで利用できるIncoming Webhook URLの変更

Microsoft TeamsではチャネルごとにIncoming Webhook URLを作成することができ、そのURLに宛てて指定されたフォーマットのJSONを送ることでチャネル内への通知が可能です。

このIncoming Webhook URLが変更になるとの発表がありましたのでそちらについて記載します。

※2021/1/20追記: 新しいURLが発行できるようになったので追記
※2021/3/2追記: 旧URL宛てのPOSTに注意メッセージが表示されるようになったので追記

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Microsoft Teamsで実施したビデオ会議録画の保存場所の変更

Microsoft Teamsで会議を実施し、それを録画してMicrosoft Streamに保存している人は多いかと思います。
2021/1/7からTeamsでの録画データの保存先がStreamからSharePoint/OneDrive for Businessに変更されます。
挙動の違いと保存先変更の回避策について記載しました。

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