Microsoft TeamsではチャネルごとにIncoming Webhook URLを作成することができ、そのURLに宛てて指定されたフォーマットのJSONを送ることでチャネル内への通知が可能です。
このIncoming Webhook URLが変更になるとの発表がありましたのでそちらについて記載します。
※2021/1/20追記: 新しいURLが発行できるようになったので追記
※2021/3/2追記: 旧URL宛てのPOSTに注意メッセージが表示されるようになったので追記
変更内容
URLの変更の発表は2021/1/11にあり、移行の猶予は3か月とのことです。
現在MS TeamsのIncoming WebhookのURLは以下のような構成になっています。
https://outlook.office.com/Webhook/~
上記URLが今回の変更で以下の通りになります。
https://<TenantName>.webhook.office.com/webhookb2/~
幸いにして変更点はURLのみで、POSTするJSONのデータ構造に変更はありません。
Teamsコネクタ側での更新の手順も記載されていたのですが、私のテナントではまだ更新手順は実施できないようでした。
2021/1/20追記: 新URL発行ができるようになっていました。
新URL発行手順
Incoming Webhookを発行済みのチャネルのコネクタを確認すると、旧URLのままのコネクタには注意が表示されています。
注意表記のあるコネクタの「管理」ボタンを選択すると「URLの更新」という項目が選べますので、そちらを選択すると新URLが発行されます。
新URL発行後は一度「保存」を選択し、再度開くと新URLの確認とコピーが可能でした。
既存URLの削除
新URL発行ページの注記によると既存のURLが削除されるとありましたが、新URL発行後30分ほど置いてから旧URLへ宛ててPOSTしても正常に動作しました。
もう少し時間が空いたら削除されるのか、もしくはMicrosoftの変更通知にあった3か月間保持されるのかはまだ不明です。
※2021/3/2追記
旧URL宛てのコネクタに「Your connector is running on old configuration」と注意メッセージが表示されるようになっていました。
旧URLが有効なうちに更新しましょう。
まとめ
Incoming Webhook URLによるMS Teamsへの自動通知は多くのユーザーが利用しているかと思います。
現時点でまだ猶予はあるようですが、旧URLが利用できなくなったタイミングですべての通知が止まってしまいます。
「通知が止まった通知」という仕組みまで作っている方は稀でしょうから、構築したシステムが継続して稼働するよう早めに対応しましょう。